日奈久温泉

(八代エリア)

 

日奈久温泉は、熊本県八代市にある約600年の歴史を持つ温泉地です。

温泉の発見は応永16年(1409年)に遡り、「親孝行の湯」として知られています。江戸時代には藩営の湯が作られ、殿様や平民が分かれて入浴できる画期的な設備が整えられました。

明治時代には温泉の町として大いに発展し、俳人の種田山頭火も絶賛しています。弱アルカリ単純泉の温泉は、傷や美肌効果が期待できる良質なものです。

最近では若者を中心に再び人気を集めつつあり、温泉発見600年を迎えた2009年には、ボランティアガイドによる町並み散策などの活動も行われています。

日奈久温泉の魅力は温泉だけでなく、高田焼や竹細工など伝統工芸品の産地としても知られています。